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8月も終わりですね。もうすぐ秋だよー!正確にはあと3日後には暦上、秋だよー!ちなみに夜はもう寒いけどこれ残暑がひどくなったらまた夜暑いんですよね知ってる!
ふとブログを振り返って、一年前の明日、つらつらと呟いていたのを見つけました。
サイト移転するって言ってたのか私!結局移転せずに改装しちゃったい!!
あと吸血鬼ネタ書きたいって何年前から言ってるん!?とちょっと驚きましたがよくよく考えなくてもアヤミカ好きになって3か月後くらいにはもう吸血鬼妄想始めてました。5年…?
……えと!2巻と3巻のあいまに好きになったので3巻の初版時期だと思ってもらえたら!本持ってる人は確認して引こう!!
うたプリの話もしたいなーと思ったのですが、語れるものってあったっけとぼやっとしてました。こっちに関しては時々妄想話用アカウントにリプ飛ばしたりして話してるんでブログに何書こう?ってなってしまうんでしょうね…。
それでまあ、吸血鬼ですよ←
今までブログに上げていた吸血鬼ネタは今回で最後になるんですが、また別の設定で妄想しちゃいまして。そっちも長さを考えると最後までかけないだろうなと、とりあえず行動表のようなそんなものを書いて満足してた筈なんですが、何故かまだ脳内にいる。
満足したなら大体いつも脳内からいなくなってくれるはずなのに、「あれ?これもっと面白くならね?」って別のふるなさんが行ってるせいで立ち退き請求が通らない!!
大体公式の劇団ネタが吸血鬼設定にぴったりちゃうんと思った私のせいかもね!??
ちょっと吐き出してすっきりした…?ので本日はこの当りで。
つづきは先程も書いた、蘭嶺で書いた吸血鬼ネタです。
そも吸血鬼??と言われそうな設定が入っていますが、私が考える人外なんてそんな感じになっちゃうのが常なので。
このお話の続きは…続きは脳内で!
ひとと同じ食事をするのは好きだった。そのせいだろうか、ひとと混じって生きるのに苦労しないのは。
大概の仲間は味がしないなんて言うけどぼくにとってはそんなことなかった。
愛という調味料が、そこにしっかりと載せられているのを知っているから。
自分でいうのもなんだけど、どうしてこうなった。
さんかくの地形をした公園にぽつんとあるブランコに座って、足で地面を軽く押して体を揺らしながら、ぼくは空に浮かぶ真ん丸のお月様を眺める。
真ん丸と言っても、正確にはまだ満月じゃない。満月は明日。今日は十四夜。
明日もらったお休みで家の掃除をしないとな、となんとなしに考えて、近づいてくる気配に笑顔を向けた。
「えっへへー!ありがと!」
いきなり振り向いた事に驚いたのか、彼は一瞬動きを止めると思いっきり顔をしかめて隣のブランコに座った。
「飲み物、これで良かったか」
「もちのロンだよ!」
渡されたコーヒー缶は長時間入っていたのだろうか、ぼくにもわかるくらいには熱い。普段自販機から出てきたもので温度を感じたことなんてないのになあとタブを開けてひとくち。
こんなものばかり飲んでられないので、ぼくは早速もらったクッキーを開ける。
3日に1度は来てくれる彼女の、感謝という名の愛情がつまったそれ。
開けた袋は膝の上に置いて、中を確認してみると今日はチョコチップクッキーのようだった。
ひとつつまんで口の中に入れてから、コーラを煽っている彼にも一つ差し出す。
横目でちらりとこちらを見ると、彼も空いている手でそれを受け取り、ペットボトルを放した口にほおりこんだ。
「おいしい?」
二つ目を口にする前に聞くと、おうとかああとかあいまいな声が返ってきた。まあ、食べながら返事したらね。
だまってもう一つ差し出すと、無言で受け取って一旦とまった口の中へ半分だけ入れた。
「気に入ってもらえたみたいで嬉しいよ」
「…腹、減ってるから」
さっきはおいしい、なんて言っちゃったけど、ひとの味覚からしてみればこれは一般的に売られているクッキーとそう大差ない味の筈だ。
そういえば人からもらったものはおいしいって言う人もいたっけ。
もしかしたら彼も同じ部類かもしれないと残ったコーヒーを飲み干した。
「つかさ」
「ん?」
「飽きてきたって言ってなかったか」
指先を軽く動かして催促されたので大人しく袋ごと彼に向けると、まとめて4個ほど持っていかれてた。
あんまり量があるわけじゃないのになあと残りを手元に戻すと、言われた言葉にそういえばと言葉を続ける。
「言ったねー、前に」
「嘘だったんじゃねえか」
「ああ言わないと、君が受け取ってくれないかなって」
半数以上が無くなってしまったクッキーを取り出し、歯で半分に割ってゆっくりと味わう。
甘く苦く広がるチョコの味と一緒に広がる、ミルクティーのような味。
自分にしかわからないその味を噛みしめるのが好きで、ぼくは少しずつ残りのクッキーを食べていく。
「そんなに大事そうに食べるんなら、人に渡すなよ」
呆れたように横から声がする。その声に振り向くことはせず、指先に残った粒をなめとった。
「ぼく、そんなに大事そうに食べてる?」
「はあ!?」
疑問形で返してみると、案の定は何を言っているんだというような驚きの声が上がった。
うんうん、やっぱりみんな同じ反応だね。色んな人に同じ疑問を返してみたが、だいたいその次来る言葉も同じ。
「そんな嬉しそうに噛みしめて食べてるやつが何言ってんだ」
自分で食べているところを見たことはないけれど、どうにもぼくは手作りのものを食べている間は相当嬉しそうにしているらしい。
「誰かが誰かのために作ったものを食べてるときって、何か幸せにならない?どんな気持ちで作ってたのかなーとか、頑張ったんだろうなって思うとさ」
振り向きざまに半分本当の事で返すと、彼は眉間にしわを寄せてしまった。
何か気を悪くすることでも言っただろうかと首を傾けると彼は手の中に残っていたのこり二つのクッキーをまとめて口に押し込んだ。
少し勿体ないなと思わなくもないが、彼にあげたものだ。しょうがない。
「あんた、店で出されたもんでも同じこと考えてるわけじゃないよな」
「えっだめなの?」
「だめっつーか、店によっちゃ冷凍出したりしてるだろ」
「ぼくが行くところだいたい手作りしてるからそんなことないよー。そんなお店だとすぐ出るし。」
「お前そんな事わかんのか」
「わかるよー。お酒も適当についでたらなんとなくわかるし」
「・・・飲み物も?」
「飲み物でも」
そうか、とつぶやく彼が何を言いたいのかわからず、ぼくは黙って残りのクッキーを食べることにした。
あて先不明になりかけるこのクッキーを貰うのはいつもぼくの役目で、最初は申し訳なさそうに渡していた彼女も最近は文句を言いながら渡してくれる。他人への愛情が込められたものを貰うのは少し気が引けるが、食べきれずに捨てられるよりはましだろう。
口の中にものが無くなって、クッキーが無くなった袋をぼくがまるめてゴミ箱に投げ入れるまで、彼はずっと黙っていたままだった。
ほとんど初対面の人と一緒にいるのに長考するのはいかがなものなのだろうか。
口の悪さは出会い方が微妙だったので変に気を使われても嫌だったので良かったんだけれど。
ぼくの用事は終わったんだしそろそろ解散しようかとゴミ箱から視線を向けると、てっきり横顔が見えると思ったいたら正面から見られていて、ちょっと驚いた。
「どうしたの?」
「礼がしたい」
「いや、だからそれはいいって」
片手をあげて制止しようとすると、それよりも前に一枚の紙が渡された。
黒と白でコントラストされて、一字だけ赤字になっている。まるで彼自身を表わしたような名刺には「黒崎蘭丸」と書かれている。
「俺が務めてるバーだ。来たら、一杯くらい奢ってやる」
上げた片手でそのまま受け取ってみると、しっかりとお店の名前と、バーテンダーと記載が入っている。
こういうのも渡すの、と呟くとまあな、と軽く返事が聞こえた。
「じゃあ、ぼくちんも」
貰うだけでは気が引けると名刺ケースから一枚渡す。彼、もとい蘭丸が一人で来れる場所ではないけれど、名刺は簡単に身分を明かせるから楽でいい。
「仕事用の名詞だからこんなので申し訳ないけど。本名は長寿の寿が姓で、上に山をかくほうの嶺に漢数字の二で嶺二。寿嶺二」
きらきらしたデコレーションで「REIJI」と書かれている横にボールペンで名前を書いて渡すと、蘭丸はだまって受け取って左右で色の違う目でじっくりとそれを見ている。どことなく 納得している風なのはある程度ぼくの職業を分かっていたからだろう。
「店はホストクラブで男一人じゃ入れないけどね。気が向いたら彼女とおいでよ」
得意のウインクを決めてみせると、少し笑って誰が行くか、と呟いた。
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